本日は、「フェムケア」×「社会情勢」というタイトルで、フェムケアとは?という根本部分から社会的なニーズの推移もあわせて紹介していきます。
まず、「フェムケア」をお話するにあたり、「フェムテック」も押さえていただく必要があります。
<フェムテック、フェムケアとは?>
Femtech(フェムテック・Female × Technology)
女性ならではの健康課題(生理、妊活、不妊治療、産後、更年期障害、女性特有の疾病など)や生きづらさをテクノロジーを活用して解決する商品・サービス、策。女性活躍推進法やSDGsが走り出した2015年頃から、注目が集まっています。
Femcare(フェムケア、フェミニンケア・Female × Care)
フェムテックのムーブメントをつくるケア方法や商品・サービス。生理用品などの女性をケア商品や多様性を持ち合わせるモノはすべてフェムケアの中に位置づけられます。
生理用品D2Cのブランドはフェムテックで分類されることもあり、定義の曖昧さは否めません。しかし、フェムテック・フェムケアは、女性ならではの健康課題の解決をアシストするものであることは間違いなく、年齢やライフステージに関わらずに生活に取り入れるべきものとして近年注目されています。また、女性の健康向上という普遍的ニーズの面でも、女性の自立による所得の増加と共に増えています。
日本でのフェムテック・フェムケアは世界的に見ても進んでいるとは言い難く、活発に取り入れられているアメリカでは、法人レベルでフェムケアの福利厚生の導入が進んでおり、妊活支援として、妊活相談・卵子凍結をといった施策で人材確保にもつなげています。フェムテックは個人レベルを超えたもの、フェムケアは個人でも取り入れやすいセルフケアの要素が強いものというイメージが強いようです。いずれにせよ、フェムテック・フェムケアともに「ライフスタイルを豊かにするもの」として広がりをみせています。
<日本での関心度>
フェムテックの商品・サービスは半年のスパンでもかなりの増加数です。2020年秋に発足したフェムテック振興議員連盟の誕生やフェムテックに関するメディアの発信やイベントの増加も関心度向上に大きく貢献していると考えられます。
しかし、前述のとおり、「フェムケア」 や「フェムテック」の言葉の定義には曖昧さが残ります。この曖昧さは、今後認識のずれを大きくしてしまう要因になりかねなく、市場を整えるスピードにも影響してしまいます。市場が整わないことにはサービスの質の高さが担保できないことにつながることに目を向けなければなりません。「フェムテック」が取り上げられることにより、プラス面もある反面、メディアが切り取る部分によって、悩んでいる人口の割合と費用のつかいどころのズレが生まれないかを慎重に吟味する必要があります。
すなわち、どこに本当のニーズがあるのかを見極める必要ということです。だからこそ、弊社は、ミスマッチを起こさぬような言葉の定義を明確化することを念頭に置き、テクノロジーを使わなくてもケアができる「フェムケア」の啓蒙に力を入れています。
<ハイジニーナセラムシリーズからみるフェムテック・フェムケア>
ハイジニーナセラムシリーズは使用していただくことによって女性特有のお悩みにアプローチするケアができるものとして、「フェムケア」アイテムに分類されます。
毎日のセルフケアのアイテムとして、生活に取り入れられる設計であるからこそ、「フェムケア」に分類されますが、アイテムの中にはフェムテックの技術が盛り込まれています。
ハイジニーナセラムシリーズの特徴の1でもありますが、使用した際の実感と有用成分を届ける力とスピードを考慮して、”国際特許の浸透技術”を採用しています。
「イノベーティヴ3Dナノテクノロジー®︎」と呼ばれる優れたドラッグデリバリーシステム(薬物伝達システム)であり、国際特許製法の経皮吸収促進技術として医薬品にも採用されています。
テクノロジーを駆使している点が、まさに”フェムテック”であり、フェムケアアイテムをより強いものにしてくれています。
技術面のみならず、成分や基材(ベースのつくり)もテクノロジーが駆使されています。再生医療の現場でも信頼性が高く、進化を続ける成分と位置付けられているヒト幹細胞培養液(エクソソーム)、「汚れを吸着させ浮かせる」という”パックだからこそ”の強みもテクノロジーがあってこそです。
まずは、フェムテック・フェムケアの定義を正しく理解するとともに、情報を吟味して取り入れていくことで、「ライフスタイルを豊かにするもの」として正しく文化になっていくことでしょう。私たちも「フェムケア文化を日本に根付かせる」をスローガンとして、フェムケアを身近に感じていただける内容をセミナー形式で発信しています。まずは、ご自身が始めたい・始めているフェムテックやフェムケアについて今一度背景から見直してみることもおすすめです。