VIXA (ヴィクサ)のブランドストーリー紹介

VIXA(ヴィクサ)は、1935年に設立されたドイツの老舗時計ブランドです。かつては、ドイツ空軍のクロノグラフ専門メーカーでもありました。

独自の時計文化を育んできたVIXAは、1世紀近い時間を一貫して高級時計製造メーカーをを堅持しつつ、新たな腕時計のスタイルにも取り組んでいます。近年、新たなデザイン性と品質が世界中の時計愛好家の注目を集め、購入者が殺到しています。

VIXA (ヴィクサ)の歴史

ドイツ空軍向けのクロノグラフメーカーとして誕生

VIXA (ヴィクサ)はドイツの時計ブランドの一つで、かつてはドイツ空軍向けのクロノグラフの製造を専門とするメーカーでした。第二次世界大戦中にドイツ将校向けの腕時計を製造していました。

時計製造工場はドイツの黒い森の北端にあるPforzheim(プフォルツハイム)にあり、カッコー時計(鳩時計)をはじめとする時計製造の長い伝統が受け継がれています。 

フランス軍に接収され、フランス空軍向けの軍用メーカーに

第二次世界大戦中、ドイツが劣勢に立たされると、VIXAのあるシュヴァルツヴァルト(黒い森)はフランス軍に占領され、VIXAの時計工場はフランスへの補償の一部となりました。以後フランス空軍パイロットのためにクロノグラフの製造を請け負うことになりました。 

1950年代、フランス空軍の技術要求は非常に厳格であり、「タイプ 20」または「タイプ 21」というコードネームを使用していました。この技術要件を満たせたクロノグラフの製造メーカーは僅かで、フランス空軍は、VIXA(ヴィクサ)、Auricoste(アウリコスト)、Airin(アイリン)、Breguet(ブレゲ)など複数の時計メーカーにType20の時計製造を委託しました。 

この時計はステンレス製のクロノグラフで、ケースの裏側には世界で最も偉大な軍隊の一つのマークが刻まれていました。Type 20はフライバック機能を備えており、この仕様を持つのはフランスのType 20だけです。 

VIXAもフランス空軍の軍用メーカーの柱の一つとなりました。また他メーカーのOEMも実施していました。 

VIXAの腕時計はドイツの工場で生産され、フランス空軍では生産された工場別にモデル分けされ、それぞれPhantom F1、Jaguar、Phantom G5と呼ばれていました。また時計のケースにはフライトグループとメンテナンスのために5100〜5154とFGが刻印されています。 

1950年代初頭、VIXAは特殊飛行部隊装備飛行実験センター(cev)の一員でした。

第二次世界大戦後はプフォルツハイムを拠点に幅広い時計を生産

第二次世界大戦後の秩序の安定に伴い、VIXAの時計工場は、プフォルツハイム(Pforzheim)の小さな町を拠点に、ミリタリースタイルとバウハウスのデザインコンセプトを中心に、良質な素材と精緻な職人技によりクラシカルで良質で実用的な時計メーカーとして欧州や米国を中心に人気を博しました。 

プフォルツハイムの町   

中国に生産拠点を設置しコストと技術バランスを実現、新しいモチーフを導入

近年、VIXAはドイツの技術を中国の工場に導入し、新たな展開を迎えました。生産技術の革新によりコストを削減し、より高い製造品質を実現しています。VIXAの特徴は、品質とコスト効率の完璧なバランスを実現しながら、時計職人の精巧な技術を活かして優れた製品品質を維持している点です。 

近年は、各種コンセプトモチーフを絞ったユニークで高品質な時計を世に送り出しています。

VIXAのシリーズ一覧

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